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システム開発

Q&A集

Q.サージ電圧減衰とサージエネルギー減衰の違いは具体的に何でしょうか?

A. 検証の結果、従来の「電圧」減衰方式の避雷器では、実際のフィールドにおいて機器保護ができないことが判りました。
そこで、これを究明し、新たに研究開発されたのが「
エネルギー減衰方式」です。
これは、従来の「電圧」減衰だけではなく、雷サージの「電圧 × 電流 × 流れる時間」という3要素を総合的に減衰
させる、高速回線避雷器 独自の方式であります。 従って、この3要素を含む「エネルギー値」
(J=ジュール熱)で比較・表現しております。


Q.サージ耐量において、耐雷トランスと高速回線避雷器では単位が違うのは何故でしょうか?
   耐雷トランス:10KV(電圧) ――― 高速回線避雷器:20KA(電流)
A.耐雷トランスは、トランス構造による絶縁効果シールド効果で、雷サージを機器側へ伝搬しないようにする避雷装置です。 従って、「耐えうる電圧 V 」が耐力となります。
高速回線避雷器は、雷サージ電流のすべてを大地へ流し込む
バイパス効果 で機器を保護する避雷装置です。
したがって、高速回線避雷器内にどれだけ雷電流を流すことができるかという「
耐えうる電流量 A 」が耐力となります。


Q.サージ減衰率とサージ移行率の違いは何でしょうか?
A. 基本的には同じ意味ですが、耐雷トランスの場合は、トランスの一次側から二次側への移行という意味で「移行率」と いいます。


Q.サージエネルギー減衰率とサージ電圧減衰率との違いはありますか。
A.減衰率 をエネルギー値(J)で計算する場合と、電圧(V)で計算する場合とでは、エネルギー減衰率は電圧減衰率の 値より厳しい (2乗分) ものとなります。
   エネルギー減衰率 -40dB 1 /10000 に減衰
   電圧減衰率 -40dB 1/100 に減衰

同じ40デシベルでも減衰量はまったく違っていることになります。


Q.既設の耐雷トランスと高速回線避雷器を置換えてみて良いですか?
   (既設耐雷トランスの仕様は、シールドトランスとサージアブソーバを組み合わせています)
A.耐雷トランスと電源用高速回線避雷器との置き換えには問題はありません。


Q.アース線からのサージ進入の可能性はありますか?
A.設備の近傍に落雷を受けますとほぼ確実に襲来してきます。接地側から襲来する雷サージのことを接地電位差サージ といいます。
高速回線避雷器には、「接地電位差サージ」から機器を保護する機能があります。


Q.高速回線避雷器のアースの配線はどのようにすれば良いですか。
.アースの配線は、保護したい機器のアースと共通(同電位)にします。 アース線は、できるだけ太く、短く、カールさせないようにしてください。
線種は信号用でIV3.5m㎡以上、電源用でIV 5.5m㎡~14 m㎡以上が適当ですが、IV線を太くするより、線長をできるだけ短くする方が効果的です。


Q.接地(避雷器アース)は、A種接地(10Ω以下)が必要でしょうか
.雷対策の基本は接地にありますが、どこでも簡単にA種接地が取れるわけではありません。 また、避雷針や高圧用避雷器のA種接地と電子機器用避雷器とを共通にするのは返って危険です。
高速回線避雷器は、D種接地(100Ω程度)でも機能を充分に発揮するように設計されております。


Q.高速回線避雷器には、必ずアース配線が必要ですか。
A.基本的には、必要です。ただし高速回線避雷器内部には サージの侵入を防ぐ直列素子があり、この素子は小さな雷エネルギーであれば吸収します。
したがって、アースがどうしても取れない場合でも、ある程度の避雷効果は期待できます。


Q.高速回線避雷器はサージを吸収すると、ヒューズのように回線が切れるのですか。
A.高速回線避雷器は、自復タイプの避雷器です。高速回線避雷器が破壊されないかぎり、通信回線や電源を切ることはありません。



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